【盲点】実は水道水でも髪は傷む
pH(ペーハー)ってご存知ですか?
pH(ペーハー)とは【水素イオン指数】
わかりやすくいえば、
リトマス紙が青くなったらアルカリ性、
リトマス紙が赤くなったら酸性、
みたいな、学生の頃にやったあれです。
phは1から14まであり、7が中性で、数字が大きくなればアルカリ性、小さくなれば酸性になります。
酸性の代表はレモンなどでph2~3、逆にアルカリ性だと石鹸とかでph9~10。
人間の皮膚や髪はphが約4.5~6.5の弱酸性です。
ちなみに髪はアルカリ性に傾くとキューティクルを開くので、その性質を利用してカラーリングやパーマをかけていっていますが、
(美容院では後に弱酸性に戻してキューティクルを閉じています)
キューティクルを開くということは栄養や色味も流出しやすくなるということ。
そして気になるとこですが、
水道水のphは約7.8の弱アルカリ。
ということは水道水で濡れると若干髪がアルカリに傾き、キューティクルを開いてしまうということになります。
勿論生きてく上で髪を水道水で濡らさないというわけにはいかないですから、
極力お風呂上がり等は早く髪を乾かして、長時間濡れた状態でいるのは避けてあげた方がいいですね。
濡れてキューティクルが開いた状態でタオルでゴシゴシっと髪を拭いたり、
髪が濡れたまま寝たりすると、摩擦でキューティクルが剥がれやすくなります。
「濡れたまま寝ないでくださいねー」などきっと美容師さんに一度くらい言われた経験がある方も少なくないでしょう。
それにはこーゆー理由があったからなんですねー。
ちなみに海水のphは約8.3と水道水よりもかなりアルカリが強く、よりキューティクルも開きやすくなり色味や栄養が抜けやすくなるので、
「海に行って髪が明るくなっちゃった、パサパサしちゃった(泣)」
となるわけですね。
海に行った際にはその後よく海水を洗い流してあげたり、しっかりとケアしてあげるのをオススメします。
もう夏が終わるんだから言うの遅ぇよ、という意見は無視します。
カラーなどデザイン的なお話もしていきますが今後は
そもそも髪とはなんぞや?
という基礎的なお話も含めてご説明していきますね。
こんなのも一つご参考に。

コンノ ツカサ

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